2010年9月23日木曜日

チェジャンボン「郷愁キャバレー」
최장봉 "향수 캬바레"


 イントロがはじまった途端にシビレちゃいますこれ、まるで日帝時代にタイムスリップしたようです、郷愁というより原点です、ポンチャックという言葉のハードなコアでございます。
 記念すべき「ポンチャクサラン」第1号に紹介するのはこれを置いて他にありますまい。

 ♪ 비 내리는 판문점(雨降る板門店)

 煮詰まったプデチゲのように濃厚な味わいのノンストップメドレーで、これ1枚でかなりお腹いっぱいになります。
 どなたにもお勧めというわけにはまいりませんが、韓国のおっさんのキムチ臭と加齢臭とを深呼吸するかのような、キャバレー系ヘビーポンチャックの金字塔でございます。

 余談ですが、歌い手のチェジャンボンさんはもともと民謡の歌手で、民謡系にも良い音盤があります。
 民謡歌手時代に太鼓奏者の女性と結婚、産まれた娘が長じてS.E.S.のメンバーとなり、S.E.S.解散後もソロ歌手として活躍する、パダです。つまりこの人、パダのアボジです。
 もうかなり良いお年のはずですが、数年前に名前をチェセウォルと変更し、現在も活発に活動中です。それらもこれから随時ご紹介してゆきたいと思います。

 なお、チェジャンボン(セウォル)/パダ父娘の、涙なくして語れぬ浪花節はこちらです。

 >>바다, 아버지 최세월씨 희생 떠올리며 눈물 뚝뚝


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