2010年10月24日日曜日

チェジャンボン「ワンタリョン」
최장봉 "왕타령"



 前回に引き続き今回も民謡系でございます。
 ただし前回のは、いくらノリが軽いとはいえ中身が「恨五百年」だったわけですが、今回のは曲も中身も全部が軽い「民謡」です。
 私たちが普通「韓国民謡」と聞いて思い浮かべる、哀愁を帯びたイメージとはマギャクな感じです。日本で言えば河内音頭みたいなものでしょうか?
 こういう類いの歌がいつごろからあるのか、よくはわかりませんけど、興味深いのでそのうち本人に聞いておきましょう。

 ともあれ、歌は聴かなきゃ何を言ってもはじまりません。
 今回は大サービスで、왕타령/장타령/장날짜타령/산타령/탕타령/방구타령(ワンタリョン/市場タリョン/市場の立つ日タリョン/山タリョン/汁タリョン/おならタリョン)、怒濤の6曲メドレーです。

 ♪ 왕타령〜방구타령

 あ、계절타령(季節タリョン)も入れたので7曲ですね。
 著作権? 大丈夫です、この会社の社長と知り合いですから。そういう問題じゃない? 未知の音楽文化を広めるためなんだからしょうがない。
 
 これを歌うチェジャンボンさん、以前「郷愁キャバレー」の項でご紹介した通り、元S.E.Sのパダのアボジ(お父さん)です。さすがですね。良い仕事をしてます。
 チェジャンボンさんがロバートフリップだとして、「郷愁キャバレー」がレッドだとすれば「ワンタリョン」はディシプリンみたいなもんですかね? でも元が民謡歌手だったっつーから、逆か?
 いずれにせよこの人、最近もDVDを出したりしてるし、今後とも注目して損のないベテランポンチャッカーです。

 ところで、これを韓国人に聴かせるとその反応がちょっと興味深くて、ウケるのは間違いないんですがどうも内心ビミョーなところがあるっぽくて、歌詞の聞き取れないところを解説してもらおうと思ってもあまり関りたくないです感を漂わせて逃げられちゃうことが多かったです。
 良識的(?)な韓国人には好まれないのか、それとも日本人に知られたくない心理が働くのでありましょうか。

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