私がここでとりあげるのは、私が「良い」と感じた音盤であるのはもちろんですが、ポンチャックというのはそもそも、その安直さやくだらなさまで含めないとカテゴリー化できない音楽のスタイルです。
したがって、音盤としては最低でも、ポンチャックとしては悪くない、良い。と、いうことだって十分にあり得るわけです。
今回ご紹介するのはそうした「音盤として良くない」方の作品です。
ではポンチャックとしてならば良いのか? といえば、それもそうではなくて、前回ご紹介したオセウクさんの良さを引き立てるために、あえて出しました。
ソルヨンスさん、ゴメンなちゃい。
ジャケットのイラストはイイ感じで文句ないし、タイトルも金の箔押しというゴージャスさなのに、内容がヒドい。
どんだけヒドいか、確認してみてください。
♪ 못잊겠어요(忘れられないわ)
リズムはベタベタだしベース音は高すぎるし主旋律は音質に工夫が足らず余計なオカズばかり多い。
これじゃあとても踊れませんよねこれじゃあ。オセウクさんの、弾むようなリズム、スペーシーな音世界と較べたら、まるで「太陽と戦慄」のころのクリムゾンと21世紀のさいたま市の高校生バンドとを較べるようなもんです。
そんなわけで、今回も前回に引き続き、オセウクさんがどんだけイイか、というお話でした。
次回もお楽しみに。
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