このCDも「イムヒョンサン キャバレー総合編」と同じく、娘がジャケットをビリビリしちゃって残念ですが、盤面にも同じ絵が印刷されているのがゴージャスですね。
内容は、これも歌なしのインストゥルメンタル、つまりこのブログの分類では「軽音楽系」となります。
これまで紹介した「軽音楽系」の作品がいずれもキーボードだけだったことに較べると、元気のよいサックスが加わっていて、演奏もゴージャスです。
♪ 사랑은 아무나 하나(恋は誰もがするものか)
いきなり強力すぎるリズムからはじまって、サックスも吹きまくりっていう感じでスゴいですね勢いが。
これを入手したのはたしか98年か99年ころだったと思います。当時の韓国は通貨危機後の無理な構造調整によって、社会にサツバツとした風が吹いておりました。
そうした時代背景を鑑みるとき、この演奏のヤケッパチさがかえって胸に染み入ります。
演奏の激しさ故に物悲しくなる、ということもあるのですね。
なお、この原稿を起こすにあたってクレジットをよく見直したら、企画者は前回ダメな例としてその名前と作品とを挙げた、ソルヨンスさんでした。
前回の作品は最低でしたが、これを出すまでの間に腕を上げたのでしょうか? 企画に徹し、別の人が弾いているのでしょうか? いずれにせよ良い仕事をしました。
興味深いので、一度会ってみたいです。
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